乙嫁語り 1巻

乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)
描き込みがすごい漫画っつってもいろいろあるわけで、例えばディスコミの頃の植芝理一みたいにコマの空白が許せなくて全部に線を描き込んじゃう人もいますし、五十嵐大介のように幻想をコマに繋ぎ止めるためにとんでもなく繊細な描き込みをする人もいます。
腱鞘炎の心配をされる漫画家TOP5には確実に入るであろう森薫センセの場合、通常のコマもそうなんですが、扉絵みたいなきちっとした絵からは特に執念みたいなモンを感じますよ。細部へのこだわりっていうのとはちょっとニュアンスが違って、「これが描きたいんだから当然描くんだぜええ!」みたいな、うおおお! 感というか。なんだそれって感じですが見ればわかりますよホント。だってペン入れからベタから全部自分でやってんだぜ。服の模様とか全部手描きなんだぜ。隔月刊のFELLOWS!を作って好きに描かせたエンターブレインはなかなか英断というかよい判断をしたなと思います。
内容はね、(当然ながら)アミルが素敵。うん。後書きにも描いてあるように全部突っ込んだ感の良いお姉さんですよ。カルルクもキリっとしたショタっぷりでいいぞもっとやれ! 
実際さー、12歳のときに20歳の素敵なお姉さんがこんなさー、もうこんなだったらさー、ああああもうねー、たまらんよねー。

なんか仕事ぶりというか作業の動画があったので貼っておこう。
http://natalie.mu/comic/pp/otoyomegatari